プリント基板の設計・製造・実装に関する
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実装ラインの搬送レールに乗せられないような小型の基板や、レール上でたわんでしまう薄物の基板など、小型・薄物基板の部品実装は手付け実装で行っていた。
(基板を個片で作ったら機械実装できない、という固定概念があった)
しかし、手付け実装では作業者によって品質のバラつきが出たり、精度や生産性、コストの面で機械実装に劣ってしまう。また、手付け実装ではISOの認証が取れない点も課題になる。
既存のラインで小型・薄物基板に部品実装する方法がないか相談したい。
アルミ製の搬送プレート治具を用いた部品実装を提案しました。
治具の設計から製造まで当社が手配し、既存のラインの仕様にあわせたプレート治具を製造。両面実装される点も考慮し、基板を配置する個所にザグリを入れ、一枚の治具で両面の実装に使えるよう配慮しました。
また、薄さが50μ~70μほどのフレキ基板はリフロー時の送風で基板が飛んでしまうため、基板を押さえたり、シリコン製の治具で固定させるなどの方法を提案しました。
実際に用いた搬送用プレート治具
小型・薄物の基板も機械実装が行えるようになり、品質の安定性や歩留まり、実装にかかる時間、製造コストが大きく改善されました。
また、金属基板や異形基板など、集合基板で作れない個片の小型基板についても、機械実装による高い生産性で部品実装が行えるようになりました。
今回のケースのように、部品実装をいかに安定した品質で効率よく行えるかは、QCDに直結する課題となります。
エーピーエヌでは、本事例以外にも様々なご要望や条件に応じた基板製造を手がけており、年間1,600件以上の対応実績に基づいた基板設計・製造の知見とノウハウを保有しています。
プリント基板の設計・製造で何かお困りの点や課題などありましたら、お気軽にご相談ください。
「基板の部品実装を依頼したいけれど、会社選びでどんな点に注意すればいいのかわからない」
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【掲載内容】