プリント基板の設計・製造・実装に関する
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基板の小型化をするため、基板同士のコネクタでの接続を廃止したいが、コネクタの廃止が本当に実現可能なのかわからない。
ボードtoボードのコネクタを使用していた信号を基板端へ配線し、端面スルーホールに接続するよう設計変更した。
これにより、上基板(子基板)を表面実装部品として下基板(親基板)にリフロー実装で半田付けが可能になり、コネクタを使用することなく接続することができる。
ただし、端面スルーホールは基板のカット時にバリや剥離が発生しやすいため、加工には専用の設備、ノウハウが必要になる。
製造工場の選定と仕様確認を入念に行いながら設計を進めた。
※端面スルーホール(サイドカットスルーホール)とは
製品側と捨て基板側に掛かるよう基板端にスルーホールを配置し基板製造時にカットすることで、製品側に残ったスルーホールが部品の端子のようになり、半田付けに使用できる。
メリット:基板のサイズを小さくできる。コネクタの廃止により部品コストを削減できる
デメリット:加工時の剥離やバリがでやすくショートの原因となるため、車載機器などの振動が発生する機器の基板には向かない
ボードtoボードコネクタの廃止により、コネクタ分基板サイズを削減しおよそ10%程度のサイズダウンを実現した。
「基板の部品実装を依頼したいけれど、会社選びでどんな点に注意すればいいのかわからない」
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【掲載内容】